個人的な興味を書き記すメモサイト

カテゴリー: 構築

Oracle Data Guard環境を作る~DBインストール編~

前準備

パッケージのアップデート(rootユーザで実行)

yum -y update

hostsファイルの編集(rootユーザで実行)

vi /etc/hosts

末尾に以下を追記

192.168.0.71 ol7-db01
192.168.0.72 ol7-db02

Preinstallの実行

yum -y install oracle-database-preinstall-19c

上記コマンドでOracle Databaseに必要なカーネルパラメータやユーザ構成などが自動的に実行されます。

Databaseのインストール

Oracleのrpmパッケージをwinscpなどでサーバに転送しておく

なお、rpmパッケージは以下よりダウンロードできる

https://www.oracle.com/database/technologies/oracle-database-software-downloads.html

ローカルインストールを実行(rootユーザ)

yum -y localinstall oracle-database-ee-19c-1.0-1.x86_64.rpm

インストールイメージ

Oracle Databaseの構成パラメータの修正

Database構成スクリプトの修正

vi /etc/init.d/oracledb_ORCLCDB-19c

以下のパラメータを修正(2号機はEASTをWESTに設定)

# Setting the required environment variables
export ORACLE_HOME=/opt/oracle/product/19c/dbhome_1

export ORACLE_VERSION=19c
export ORACLE_SID=EASTCDB
export TEMPLATE_NAME=General_Purpose.dbc
export CHARSET=AL32UTF8
export PDB_NAME=EASTPDB
export LISTENER_NAME=EASTLISTENER
export NUMBER_OF_PDBS=1
export CREATE_AS_CDB=true

構成スクリプトのコピー(2号機はEASTをWESTに設定)

confファイルをORACLE_SIDで指定した名前に合わせる必要があるため、コピーを作成している。

cp /etc/sysconfig/oracledb_ORCLCDB-19c.conf /etc/sysconfig/oracledb_EASTCDB-19c.conf

Oracle Databaseの構築

以下のコマンドでDBをサイレントインストール

/etc/init.d/oracledb_ORCLCDB-19c configure

インストールイメージ

参考サイト

https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/ladbi/running-rpm-packages-to-install-oracle-database.html#GUID-BB7C11E3-D385-4A2F-9EAF-75F4F0AACF02

https://www.fuku.tokyo/2020/07/oracle19c-install2/

Oracle Data Guard環境を作る~OSインストール編~

OSのインストールを行う

一番上のInstall Oracle Linux 7.8を選択

言語は日本語を設定

下にスクロールすると、システム項目がある

インストール先を設定

デフォルトのまま完了を選択

ネットワークとホスト名を選択

ホスト名を「OL7-DB01」に設定(2号機は「OL7-DB02」を設定)し、Ethernetをオンにする

右下の設定ボタンを選択

IPv4セッティングタブに移動

方式を手動に設定後、アドレスの追加ボタンを選択し、アドレス・ネットマスク・ゲートウェイ・DNSサーバを入力し保存

ほかの設定はデフォルトのままインストール

rootユーザのパスワードを入力し保存

ESXi 8をSynology NASのSynology Directory Serverサービスに認証させたお話

結論

ESXiはLDAP認証もできるみたいなので、ADサーバをSynology Directory Serverでも出来るんじゃないか?という疑問からやってみたらできた。

しかし、後から問題が出るかもしれないので、しばらく運用して様子を見る感じになる。

実際にやった手順

Synology Directory Server(β版)をインストール&ドメインの作成

筆者の場合、既にドメインを作成してしまっており、キャプチャが取れなかったので、ドメイン作成後の画像を載せておく

ESXi Host Clientにて、左メニューのネットワーク項目を選択し、デフォルトのTCP/IPスタックを設定の編集で変更する

ホスト名:ESXiサーバのホスト名

ドメイン名:Synology Directory Serverで設定したドメイン名

プライマリDNSサーバ:Synology NASのIPアドレス

セカンダリDNSサーバ:デフォルトゲートウェイのアドレス

ドメインの検索:Synology NASのIPアドレス(もしかしたらいらないかもしれない…)

を入力し、保存する

左メニューのホスト > 管理項目を選択し、セキュリティとユーザータブより認証を選択し、ドメインに参加を選択する

ドメイン名:Synology Directory Serverで設定したドメイン名

ユーザ名:administrator

パスワード:Synology Directory Serverで設定したadministratorのパスワード

を入力しドメインに参加する

ドメインに参加するまでは少し時間がかかるのでゆっくり待つ

しばらくするとドメインに参加した旨のメッセージが表示される

自宅のマシンにESXiをインストールする

ハードウェアについて

ハードウェアは前回購入してたものを使用

作り方としては、下記のYoutube動画が参考になる

ESXiのインストールイメージのダウンロード

下記のVMware公式サイトから、vSphere 8の評価版をインストールすることにした。(後々vSphere Clientも使用したいため)

https://www.vmware.com/jp/try-vmware.html

2023/3/22時点でESXi 7の無償版が公開されているため、無償で使いたい人はこちらを利用するのもいいかもしれない

https://customerconnect.vmware.com/jp/evalcenter?p=free-esxi7

ESXiインストールイメージをUSBに書き込む

下記のサイトからRufsというインストールUSB作成ツールをダウンロードし、8GB程度のUSBメモリにESXiインストールイメージを書き込む

https://rufus.ie/ja/

ESXiのインストール

インストールは画面の指示通りに進めていけば簡単に…とはいかなかった

CPUが12世代であることから、PコアとEコアに分かれていることによりパープルスクリーンが出た

調べてみるとUSBの起動パラメータを変更することでインストールができた。

USBのefi/boot/boot.cfgファイルをメモ帳で開き、下記のパラメータを変更した

kernelopt=runweasel cdromBoot

kernelopt=runweasel cdromBoot cpuUniformityHardCheckPanic=FALSE

保存したUSBをESXiをインストールするマシンに接続し、USBでブート。今度は画面の指示通りで上手くいった。

ESXi起動パラメータ変更

インストールイメージのパラメータを変更したが、インストール後のESXiのパラメータは変更されていないため、インストール後のESXi起動時にパラメータを修正する必要がある。

ESXiをインストールしたマシンでESXi起動画面にてShift + Oで起動パラメータを末尾に追加する。

cpuUniformityHardCheckPanic=FALSE

これで、ESXiが起動するはずである

起動パラメータの恒久的な設定変更

上記の設定では、マシンが再起動するたびに起動パラメータを変更する必要があるため、ESXi設定にパラメータ変更を加える必要がある。

ESXi画面からSSHを有効にし、クライアント端末からSSH接続を行い下記のコマンドでパラメータ変更を行う。

確認コマンド

esxcli system settings kernel list -o cpuUniformityHardCheckPanic

設定変更コマンド

esxcli system settings kernel set -s cpuUniformityHardCheckPanic -v FALSE

再度確認する

esxcli system settings kernel list -o cpuUniformityHardCheckPanic

これで、再起動後もパープルスクリーンにならず起動するはず。

参考サイト様