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タグ: Synology

ESXi 8をSynology NASのSynology Directory Serverサービスに認証させたお話

結論

ESXiはLDAP認証もできるみたいなので、ADサーバをSynology Directory Serverでも出来るんじゃないか?という疑問からやってみたらできた。

しかし、後から問題が出るかもしれないので、しばらく運用して様子を見る感じになる。

実際にやった手順

Synology Directory Server(β版)をインストール&ドメインの作成

筆者の場合、既にドメインを作成してしまっており、キャプチャが取れなかったので、ドメイン作成後の画像を載せておく

ESXi Host Clientにて、左メニューのネットワーク項目を選択し、デフォルトのTCP/IPスタックを設定の編集で変更する

ホスト名:ESXiサーバのホスト名

ドメイン名:Synology Directory Serverで設定したドメイン名

プライマリDNSサーバ:Synology NASのIPアドレス

セカンダリDNSサーバ:デフォルトゲートウェイのアドレス

ドメインの検索:Synology NASのIPアドレス(もしかしたらいらないかもしれない…)

を入力し、保存する

左メニューのホスト > 管理項目を選択し、セキュリティとユーザータブより認証を選択し、ドメインに参加を選択する

ドメイン名:Synology Directory Serverで設定したドメイン名

ユーザ名:administrator

パスワード:Synology Directory Serverで設定したadministratorのパスワード

を入力しドメインに参加する

ドメインに参加するまでは少し時間がかかるのでゆっくり待つ

しばらくするとドメインに参加した旨のメッセージが表示される

自宅にESXi環境を構築するためにサーバ構成を検討する

現状の構成

幸いなことに自宅にNAS(Synology DS920+)を持っているので、データストアはNASを流用する

ESXiを導入した後の構成

新しくマシンを購入し、ESXiを構築しデータストアをNASに設定する

通信構成

構築したESXiとiSCSI通信を行うために、Synology NASのSAN Manager機能を使う

検討結果

新しくマシンを1台購入するだけで、ESXi環境を構築できそうなので、次回は購入するマシンを検討する